IRONMAN 70.3 HAWAII その6

翌日は筋肉痛も心地よく、のんびり起床
緊張感が解け、ラナイでの朝食もとびきり美味しい

午前中にバイクのパッキングなどを済ませ、午後はチャンピオンシップの
聖地、カイルアコナへ観光です。


↑ランコースでもある、アリードライブ

2回ほど応援に来て、スイムスタートポイントやらフィニッシュの場所などは
わかっていたので、まずはアリードライブを散策。
IRONMAN CHAMPIONSHIP OFFICIAL MERCHANDICEに食いつき、
みんなでお買い物。
少しずつ記憶が戻ってきて、あの感動がよみがえってきました。

ランチは、以前も食べたことのある、アリードライブ沿いの海の見える
レストラン。
こんな雰囲気の中だと、もう何を食べてもおいしーい。
みんなでわいわいと、アイアンマンの話に花が咲きます
もう何年もロングに出てないなぁ。

その後は、キンカメホテルの歴代優勝者が載っている写真を見たり、
スイムスタート辺りをのんびりと。


↑私のハグを断ったノーマン様

海の透明度はすばらしく、あぁ水着持って繰ればよかったねーとみんなで
後悔。


↑スイムアップポイント


↑この透明度はなんなんでしょうか

また応援に来たいな。
またロング復活して、選手で来れたら最高だけど。

夜は最後のディナー。
メインは、超デカい肉厚のアメリカンビーフのステーキ
そして最後のコナブリューのビール。
あぁ名残惜しい。


↑コナ最後のサンセット

チャンピオンシップの流れから、ディナーの後は、みんなで過去の
チャンピオンシップをテレビで観賞。
ハワイ島で見る映像、とても実感が涌きます。

翌朝は、お昼頃の直行便で帰宅の途に着きました。
最後の機内でのDFSも忘れずに

あぁなんだかんだと楽しかったな。
やっぱりハワイ、最高だな。
直前にポチッとしたけど、正解だったな

ゴール直後は、「こんなレース、2度と出るか！」と心に近ったけど、
喉元過ぎれば熱さ忘れる、とはまさにこの事。

あのツラいコースも、何だかとっても攻略しがいのあるコースに思えてきて。
ハワイマジックもあるけど、久しぶりのミドルはとっても楽しくって、
やっぱりトライアスロンって楽しいなぁと、帰国してから思うのでした。

これだから、やめられない

IRONMAN 70.3 HAWAII その5

今回は足の故障があったので、しっかりテーピングとカーフガードを
付けてから、バイクへ。
こんなにトランジでのんびりしたのは初めてかも。

トランジ出たところで、ボランティアの人たちが、バイクの後ろを持って
くれて、スタート時に押してくれます。
あぁさすがIRONMAN、手厚いなぁ

バイクコースは、溶岩大地をひたすらまーっすぐ進み、HAWIで折り返す
90km。

折り返しまでは上り基調なので、とりあえずあまり足を使わないように
淡々と進む･･予定だったのだけど。
強烈な向かい風は行く手を阻み、こいでもこいでも進みません
これがKONA WINDなのか･･。

サイコンはなぜか機能しなくなり、ペースがわからないけど、15kmも
出てなかったのでは
まっすぐな溶岩大地なのに、細かなアップダウンの連続で、風にあおられ、
足を使わずにはいられない。
もーツラいよー

でも、それでも上り基調ゆえ、体格ふくよかな白人選手を抜いたりして、
半泣きでようやく折り返し。

はぁ帰りは下りだし、あとは一気に飛ばして帰るぞーと思ったものの、
今度はすさまじい横からの暴風にあおられ、何度もハンドルを取られて
飛ばされそうに。
ぎゃーーー上りよりずっとツラいじゃないかー

当然DHポジションは取れず、飛ばされないようひたすらハンドルを握り締め、
もうお経を唱えながら、泣きながらバイク乗りました。
これぞまさしくKONA WINDの洗礼です

下りになると、先ほど抜いた白人達にガンガン抜かれ、足はとっくに
売り切れ、もうくったくた。
ようやくMAUNA LOAの右折ポイントが見えてきました。
はー無事にたどり着いたよー。

ふらふらになりながら、ランの準備です。
シューズも、座らないともはや履けません

けど、しっかり日焼け止めだけは塗って、ジェルもしっかり取って、
さ、ラン21kmを残すのみ。

ランは、ゴルフコースがメインのアップダウンだらけのコースを2周
芝生とカート道を上ったり下りたり、足が休まることがありません。

上りはひたすら歩き、フラットは何とか走り（てかジョグペース）、
動いてはいるけど、気温がぐんぐん上ってきて、日陰もほとんどなく、
エイド毎に「ウォーター！」を摂取していたのだけど、これが大きな
間違いでした

途中腹痛が起こってきて、腸がぐるぐる鳴り出し･･やばい、OPPです
まだ10kmも走ってないのにー。
とりあえずぷーぷーなるおならだけは止められず、事故にだけはならない
よう、ひたすら淡々と進んで、ようやくゴールが見えてきた！

先にゴールしていた仲間とハイタッチをして、残りの力を振り絞り、
何とかゴール

ゴール後、あまりに疲れ果て、ぱったりと倒れこみました。
てか、「バイクもフラットだし、ランも走りやすいよ」って聞いたから、
こんな練習不足でもエントリーしたのに、聞いてないよー！！！
練習しないで出るレースがこんなにツラいものとは。


↑ゴール付近ものどかな感じ

と、その足でトイレ直行
しばらく籠もって、出てこれませんでした･･とほほ。

ゴール後のコナブリュのビールを何よりも楽しみにしていたのに、
一滴も飲めず･･あぁそれが何よりツラかったりして

お薬飲んで、夜もしばらくぐったりしていたけど、完走のお祝いだけは
なんとしてもみんなとしたくて、意地でもコナブリューのビールで乾杯！
ひとまず仲間全員、無事完走出来ました

IRONMAN 70.3 HAWAII その4

深夜起床
まだ暗い中、もぐもぐとご飯をほおばる･･この感じも本当に久しぶり。
バイクギアを最終チェックして、いざ。

オフィシャルホテルからスイム会場までシャトルバスが出るため、
そこに並ぶ。
知った顔にたくさん出会う。
みんなのテンションも意外に高く、もう開き直るしかないもんね

T1 についてバイクギアをセッティング。
初めてスイムスキンを着て、スイム会場へ。


↑暗闇でのセッティング。本当に久しぶりなこの感じ。

波はそんなにたっていないけど、割と潮の流れがありそうな感じ。
MC情報だと、今日はvery windyとの事･･バイク、イヤな予感

3分ごとのウェーブスタート。
4人ずつ、時報のような音で、スイムスタート！

初めてのノンウェット
最初で心臓バクバクしなければ、とりあえず第一関門クリア。
数人のウェーブでバトルもなく、海は透明でクリア、これは何とか
大丈夫そう！

第一ブイを回って泳いでいると、ポツンと1人で泳いでいることに気付く
周りを見ると、ずいぶん離れた場所でみんなが泳いでる。
あれ？私がオーバーコースしてるのかな･･と不安になったけど、レース後に
友達から、結構潮の流れがあって、みんなが流されていたのだと聞きました。

と、第二ブイを回ってしばらしくしたところで、恒例のといいますか、
右足がツッてしまいました
今回は水温も高いし、大丈夫かなーと思っていたけど、甘かった。
マグオン飲んで対応したのにー

そんな訳で、キックは全く打てなくなり、ウェットも着てないので、
足はひたすら沈むだけ･･そうじゃなくてもプルは苦手なのに、全く進まなく
なりました

牛歩のごとく海を泳ぎ、何とか陸に到着
はー長かった･･･とりあえずは第一関門は突破しました。

IRONMAN 70.3 HAWAII その3

起床時間は、各自各々
レースタイムに合わせて早起きしてジョグをする人、ギリギリまで
寝ている私のような人･･。
とびっきりのいい天気で、ラナイでのモーニング。
心地よい風に、朝からオレンジジュースがうまい！

午前中はバイクを組み立て、無傷に輪行出来たか確認も含め、
バイクコースの試走へ。
まっすぐのメインロードは、路面の状況がよくなくて、あちこちに
ガラスの破片が散乱してる。
ひぇーこれ、本番にパンクする人続出だなぁ。


↑バイクはずっとこんな感じ。ひたすらまっすぐ。

ギアチェンジも問題なく、安堵。
あとはエンジンの問題ですな･･

スーパーで適当にランチを済ませ、いよいよバイクチェックインと
ランギア預け。
この大会はT1とT2が分かれているので、まずはフィニッシュから
遠いT1へ。
でかいバンに見事全部のバイクが積めたので、車移動が可能に。
ラッキー！

早々にバイクを預けて、スイムコースを確認します。
午後で多少のうねりはあったけど、新島で死を意識した時に比べたら
プールみたいなもんだね。


↑スイムコース。意外にうねりがあったりして。


↑ランバッグは芝に置きます

T2に戻って、ランギアを預け、近くの海で軽く泳ぐ
昨年はホヌ（海ガメ）がいたらしいけど、今年はどうかなー。
てか、今回一の目的は、大好きなホヌを見ることだったりする。

ちょっと外洋に出て、岩場近くでうろうろ泳いでたら、いたーーー
岩についてる藻を食べて、優雅に泳いでおりました。

いやーーーーもう感激！！！
しかも、一頭、二頭と現われて、全部で四頭のホヌが近くに来て
くれたのでした。
もうこれだけで今回来てよかった、と心から思った瞬間。
触ってはいけないので、見るだけだったけど、本当に感激しました

さ、今日の夜はカーボローディング、パスタナイトです。
山盛りパスタをもりもり食べ、明日に備えます。
明日持参するギアを最終チェックし、就寝
はぁいよいよだ。

IRONMAN 70.3 HAWAII その2

AM10時過ぎ、KONA到着
日差しが強いが、空気が乾燥しているせいか、気持ちよい。

大きめのレンタカーに仲間全員のバイクを無理やり詰め込み、ひとまず
オフィシャルホテルへレジストレーションに向かう


↑このホテルからの景色といったら。絵葉書のよう。

手首にリストバンドを付けられ、はぁ本当にいよいよレースに出るん
だなぁと緊張感が高まる


↑まさしく、ザ、アイアンマンですね


↑エキスポの様子

15時の日本人説明会の前に、まずは腹ごしらえ。
ホテルの海が見えるオープンテラスで、ハンバーガー。
ルービーといきたいところだが、ここはグッと抑えてコナコーヒーで。
焼き具合とか聞いてくれるし、やっぱり本場のバーガーは美味しいなぁ。


↑やっぱりこれですよ、これ。

ハワイアンブリーズを感じながら、超リラックスモード。
全く役にたたなかった競技説明会を終えて、本日のお宿へチェックイン。

今回は3ベッドルームのvillaを借りたけど、これが想像以上の
広さだった！
2階建ての広々としたリビング、当然のようにアイランドキッチン。
ラナイにはＢＢＱグリルまで備え付けてあって、ここに1ヶ月くらい
滞在したい。
広いガレージにはバイク作業も余裕で出来て、本当に理想的な今回の宿


↑ラナイのグリル

初日の夜は、当然ＢＢＱ！
近くのスーパーに買出しに行き、アメリカンビーフを始め、ポーク、
チキン、そして忘れちゃいけないのは、コナブリューワリーのビール！
日本でも飲んでるけど、現地で飲める幸せったら。


↑初日のサンセット

他の場所に宿泊しているゲストも呼んで、トライアスロン談義に花が
咲き、大いに盛り上がりました

ほろ酔い気分で就寝。
明日はいよいよバイクチェックインだー。

IRONMAN 70.3 HAWAII その1

トライアスロンを始めてから、1度は行きたいと思っていたハワイ70.3、
ようやく行くことが出来ました

ミドルは実にケアンズぶり
ここ最近は、足の故障も影響して健康維持くらいでしか練習してないし、
他にやりたいこともあったりして、ミドルからはトンと遠ざかっていたけど。
結局ハーフの距離も走れずに、直前のエントリーになってしまったけど、
ハワイの誘惑に勝てず、ぶっつけで行ってまいりました

出発当日
夜便に余裕で間に合うように、電車に乗る
このまま乗っていれば無事に空港に着くなーと思っていたら、異音確認と
やらで、電車が止まりだす。
いやーな予感が的中し、行き先が途中の駅に変更になった
うそでしょ？

途中の千葉駅でバイクもろとも降ろされ、空港を目指すほかの乗客が
駅員に詰め寄る。
なんと、空港駅近くに停車している電車が、こちらに向かってくるとのこと。
それでも遅延は免れない･･もはや焦っても仕方ない。

遅れてきた電車は空港へ行くって事で、ひたすら待ってようやく乗車
遅れて空港へ向かったものの、またもや行き先が変更して、途中で止まる。
どーなってんの！？ここでちとキレました

仲間はとっくに空港に到着してるのに、私はまた途中駅で降ろされ、
再度乗り換えして、ようやく成田空港へ。
もーバイクあるから大変なんだよー
ふー予定より遅れたけど、何とか無事にチェックイン。

久しぶりの海外だけど、楽しみ半分、不安半分。
いつもより、かなーり気が重い･･だって、バイクの実走2回、ランは
ハーフの距離一度も走れず･･はー完走出来れば御の字の状況
が、とりあえず機内ではグリーンブックなんかを鑑賞して、早々に
眠りにつく。