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初めての酒蔵研修 2日目

朝、ぐったりとして目が覚める[たらーっ(汗)]
何とか朝食に間に合うように支度して、お腹がすいては仕事にならん!と
しっかり食べたけど、実は頭痛と吐き気と戦っていたりして・・[あせあせ(飛び散る汗)]

最初の仕事は麹室での「出麹」。
突きハゼなので、すごい真っ白って感じではなかったけど、においは甘く、
味も甘みを十分に感じます。
それを別の箱へ運んで、出麹終了。
いいお酒が出来ますように[ぴかぴか(新しい)]

次は窯場での作業です。
大きな窯で蒸されたお米が冷却機を通って出てきたところを、袋に入れて
タンクへと運びます。
これがかなり重くて、滑りやすい階段を上っての作業で、緊張しながらの
作業でした。
杜氏さん達はてきぱきとお米を運んでいて、やっぱり酒造りは男の仕事
なのかなぁ。

その後は「仕込み」、蒸米を入れたタンクを櫂で混ぜるのですが、これも
かなりの重労働。
次から次へと蒸米が投入されて、重くなった醪を混ぜるのはかなりの
力が必要で、おそらくうまく混ぜるコツがあるのだろうけど、女性陣は力の
限りに櫂を動かすのが精一杯。
でも、これが一番酒造りに携わっている、という実感が湧く作業でもあります[グッド(上向き矢印)]

全ての蒸米をタンクに入れて、その後は大事な「洗米」の作業です。
築地(今は豊洲か)で働く人が使うような大きなゴム製のエプロンを付けて、
ゴム手袋を付けて、準備OK。

精米歩合50%に削ったお米を、きっちり時間を図って冷水で洗います。
限定吸水と呼ばれる作業です。

10㎏ずつ入った袋に、号令とともに手でくるくる混ぜて洗い、掛け声と
同時一瞬水から上げて、また水につけて洗います。
ホースで水をかけたりして、絶妙な時間で目標の吸水歩合になるように
作業します。

杜氏さんの指示のもと、細かい時間管理のもとでの洗米作業はとても
よい経験でした。
杜氏さんが冷えた手を温めるために熱いお湯を用意してくれて、細やかな
優しさがとても身に沁みました[ぴかぴか(新しい)]

その後は、杜氏から生もと造りのお話を。
仕込みの温度経過について、成功したパターンと失敗したものと、実際の
データを使ってお話してくださいました。
普通なら開示しないであろうデータを使ってのお話は実にリアルであり、
とても勉強になりました。
日本酒って、特に生もと造りは本当に繊細な作業が必要なんですね。

その後は、利き酒大会となりました。
今回は5種類のお酒を2つのテーブルにそれぞれ並べて、ABCDEと
12345を当てるというマッチングゲームです。
よし、これなら何とか出来そう[パンチ]

ABCDEを飲んで、それぞれの特徴をコメント用紙に書いて、隣のテーブルで
また飲んで・・うん、多分これは自信ある。
何とか全問正解でした。
やったー!!ホント嬉しかったです。

これにて、すべての実習が終了です。

この2日間、杜氏さんに言われた通りに必死に作業を行って、その時はいまいち
ピンと来ていなかったこともありましたが、家でテキストを読み返して
理解したところも多くありました。

日本酒造りは実に繊細な作業であると改めて実感したのと、酵母や麹の力に任せて
造る神秘性にも惹かれ、ますます日本酒の魅力にはまってしまいました[ぴかぴか(新しい)]

酒ディプロマでは座学だけの知識だったけど、これからも機会があれば、それを
実際の作業で体感して、まだまだ理解を深めたいな。
貴重な体験をさせていただいて、蔵の方々には本当に感謝です。

ますます日本酒、好きになりそうです[わーい(嬉しい顔)]


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